活動内容
新3K(給料・休日・希望)の創出による担い手の安定的な確保
建設業界では、今後の持続的な発展を図る上において、構造的な人材不足と高齢化が一つの問題となっています。漁港建設業においても同様で、その主な要因は、海上作業など労働環境がきつい・危険、海象条件や養殖等の漁期に工期が制約され計画的な休日が確保できない、経験に基づく技術が必要、現場勤務が多く家族と離れることが多いなどの理由により、若者や女性にとって魅力が低い業種となっています。また、高校や大学等の卒業生に対して、リクルート情報が十分に提供されていないという実情もあります。
このため建設業では、構造的な担い手不足等の解消に向け、これまでの3K(きつい・汚い・危険)イメージを脱却し、新3K(給料・休日・希望)へのイメージアップを図ることが重要な課題となっています。
なかでも漁港建設業は、離島や辺地などでの現場業務が多く従業員が家族と離れる時間が長いことから、従業員に加えその家族も大切にする(「新3K+1(家族)」)の漁港建設業を目指す必要があります。
このため、当協会では本部を中心に、「新3K+1」など漁港建設業の魅力的な取組みを協会ホームページや学校・学生向けパンフレットにより積極的に発信することにより、地方において不足が顕著である若年技能労働者の確保を支援するとともに、支部と地域の高校や大学等との連携強化によるリクルート活動の展開により、担い手の安定的な確保に取り組んでいます。
- 参考資料
- アンケート調査結果の公表
- 学校・学生等向けパンフレット[PDF:1.8MB]