活動内容
新漁港建設業将来ビジョンの推進
当協会では、将来にわたり、漁港建設業本来の目的である活力ある漁港・漁村の形成への貢献とともに、個々の地域におけるエッセンシャルワーカーとしての社会的責務を果たすため、漁港建設業が抱える現下の課題を様々な角度から分析し、「地域に愛され夢と誇りある漁港建設業」に向けた理念と将来のあるべき姿、さらに持続的発展のために取るべき方策を「新漁港建設業将来ビジョン」として取りまとめ、その実現に向けて活動しています。
- 新漁港建設業将来ビジョンについて
施工の合理化
漁港漁場関係工事に係る諸問題に対応するため、技術委員会等を通じ、設計・積算と施工実態の乖離問題の改善等施工の合理化に関する活動を展開しています。
漁港建設業界の近代化
品確法に基づく適正な工期設定や施工時期の平準化、生産性の向上等よる新3K(給料・休日・希望)等安全で魅力的な事業環境を創出するための調査研究を実施しています。併せて、新たな技術の調査研究を行うことにより、漁港建設業界の近代化に関する活動を積極的に展開しています。
緊急災害対応等地域社会への貢献
近年多発する大規模災害に対し、迅速な復旧支援活動の実施など地域の守り手としての役割を維持するため、品確法に基づく災害協定の締結推進や水産庁との情報共有など災害時の緊急支援体制の構築を行っています。
また、当協会会員が行う海業の取組みなどの地域の貢献活動への支援を行っています。
技術力の向上の支援
漁港漁場関係工事の品質確保や施工の合理化を図るため、水産庁の取組みや新たな積算基準について、発注者や工事実務者を対象にした講習会等を開催し必要な技術の普及・啓蒙を図っています。また、施工の生産性の向上等に資するプレキャスト化や漁場環境の維持保全に資する工法について調査研究及び普及を行っています。
広報活動及び情報交換
漁港建設業が果たす水産日本の基礎を支えるインフラ整備や地域におけるエッセンシャルワーカー等の公益的役割の国民的理解増進とともに、会員間の技術情報等の共有を図るため、積極的な広報活動を展開しています。
また、漁港建設業が抱える課題や関心事項についてのアンケートを実施し、活動の基礎資料としています。
- 広報活動方針
- 会報の発行
- 全日本漁港建設協会セミナーの開催、講演会への講師派遣
- アンケート調査結果の公表
国会、官公庁等に対する要望
漁港建設業の健全な維持発展に向け、建設業全般に係る法制度の整備や予算の確保、事業環境の改善等について、国会や官公庁に対し、請願や要請活動等を実施しています。
会員の顕彰
全日本漁港建設協会並びに漁港建設業界あるいは漁港漁場建設事業の発展のために多くの貢献をされた会員又は関係者を表彰しています。
図書の斡旋及び相談窓口、市町村支援
漁港漁場関係事業の情報提供並びに会員技術力の研鑚及び資質の向上を図るため、関係図書の斡旋を行っています。
また、会員からのご相談の他、市町村からの漁港漁場関連業務に関するご相談を随時受け付けています。